国会で時間を割いている学部新設問題に関連する「総理の意向」文書全文が、Kindleストア(Amazon)やiTunesストアなどで販売されているそうだ。
事の真相は分からない。
しかし、心配な点が一つある。
総理が指示したものであったとしても若しくは官僚が勝手に忖度したものであったとしても、それは重要ではない。
問題は、このようなことが簡単に明るみにでてしまうような政府または行政で良いのだろうかという点だ。
世間に知れることのないよう完璧に企てることは出来なかったのだろうか。
このような稚拙な企てしかできないようでは国際社会における日本が心配だ。
並み居る海千山千の諸外国のなかを、日本の政治家や官僚は日本の国益にかなうよう上手く渡り合っていくことができるのだろうか。
冷戦時代からグローバル時代、そして今その反動でナショナリズムが高まっている。
今後10年20年は国際社会の国と国の力関係やポジショニングが相当変わる可能性がある。
他国との交渉が学部新設問題や小学校土地取得問題のような稚拙な企てになるのはご免だ。
国会のような時間稼ぎによる誤魔化しはできない。国民の生命や財産に関わる事態が生じるかもしれないからだ。
政治家や官僚が何かを企てるとき、やるからには完璧に図っていただきたい。
完璧を期しがたいなら企ては諦めるべきだ。